奥津 亜由美 先生

作り手としてやりがいのあるレシピ作り。
Le Petit Pont(ル・プティ・ポン)の奥津亜由美です。
大阪市中央区 谷町六丁目エリアでレッスンを行ったり、百貨店などのイベントに参加させてもらっています。
今年4月中旬にオリジナル作品としてグルーデコ®のアマビエを発表しました。そして今回、ユザワヤ商事株式会社様から、同社の商品を使ったアマビエのレシピを作ってほしいという依頼を受け、作成いたしました。
レシピを作成した時期は、同社の実店舗が休業中で資材調達に苦戦しましたが、同社の取扱商品をうまく使って、自分が作りたい作品を創作することは作り手としてやりがいがあるものでした。
皆さんも経験があると思うのですが、手芸店のレシピを見ると「こんなパーツがあるんだ」という発見がありますよね。
レシピは企業様にとっては、資材の宣伝とその利用法を提案する販促ツールでもあります。
オリジナルのアマビエは、友人のために制作しました。
今回のアマビエでは、あるパーツを本来の使途ではなく、少し加工することで、別のパーツとして使うことを紹介しています。また、グルーデコ®のレシピでは、あまり見られないような材料も使うなどして、新たな提案もできたかな、と感じています。
オリジナルのアマビエは、闘病中の友人へプレゼントするためにデザインしたものです。スピリチュアルなことは分かりませんが、コロナ禍のなか、通院する友人の心が少しでも安らげばいいな、と祈りながら制作しました。
先日、協会主催 片山優子氏によるハートのオブジェを作るオンラインワークショップに参加しましたが、その中で「気持ちをニュートラルにして作る」「相手を想って作る」というお話が印象的でした。私もオーダー品を作るときはまさに同じ気持ちです。心を込めて、クライアントの幸せを祈りながら作ります。このアマビエというモチーフでは特にその気持ちが強くなる気がしています。
こんな時代だからこそ、グルーデコ®を通じて、自分自身と向き合う時間、大切な人を思い遣る時間を大切にしていきたいと思っています。
グルーデコ®認定講師
Le Petit Pont
奥津亜由美
2020年 JGA会報 秋冬号より